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貸宅地(底地)の評価方法について
2019.01.11
これまでにご紹介してきたコラムの知識を基にし
て、いよいよ実際の評価試算についてお伝えし
ます!
他人に土地を貸している場合やアパートを建てて
いる土地など、現状に応じた評価方法があります。
では順番にみていきましょう!
貸宅地(底地)の評価方法について
貸宅地とは、自分の土地を他の人に貸して、借り
た人がその土地上に家屋等を築造している状態
の土地をいいます。
貸宅地には次のポイントを押えておく必要があります。
土地を借りている人が借地料を払っていること
土地を借りている人が底地権者(地主)に借地料
(地代)を払っている場合に限り、貸宅地として認
められることになります。
従い、子供が無償で親の土地のうえに家を建てて
いる場合には、貸宅地評価は使えないことになります。
尚、地代の相場は概ね固定資産税の3倍ほどと言われています。
月極駐車場は貸宅地にはならない
土地を貸しているといっても、駐車場として貸して
いる場合はどうなのか?とよく質問を頂きますが、
駐車場は貸宅地には認められず、通常の自用地
評価となってしまいます。
貸宅地の評価方法
自用地評価額×(1-借地権割合)で算出します。
自用地評価=通常の路線価格×保有面積に借地
権割合を掛けて算出します。
借地権割合C70%の場合の計算例は次ぎの通りです。
例)自用地評価 1億円×(1-70%)=3,000万円の
評価に下がるということになります。
上記の計算でわかるように、更地で所有している
土地を他人に貸すことで評価額を7割も下げられ
ることになります。
他人の権利があって使いにくいから下げていい
ですよ!
との考え方からきている税法です。
執筆者:ちばPMA相続サポートセンター 佐藤 浩之
※上記、掲載内容は投稿時点でのものです。
情報改定や法令改定等により、掲載情報が変っている
場合がありますので、ご確認をお願い致します。
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